組織の目標と教育研究分野

組織

先進健康科学研究科は,健康科学領域の学問分野において,医学,看護学の医療系に加えて,理工学系と農学系が協働する新しいタイプの「先進」的な教育研究組織です。本研究科は,先進健康科学専攻の一専攻からなり,生体医工学コース,健康機能分子科学コース,医科学コース及び総合看護科学コースの4コースで構成される。佐賀大学の理工学,農学,医学及び看護学分野が有機的に連携する地域密着型の融合体制により,新時代の産業需要に対応する技術革新と医療及び看護を含む臨床現場での先端技術の総合的応用を目指します。


教育目標

健康科学分野における先端技術の応用に貢献できる創造性・実践力に秀でたプロフェッショナルな研究者に加え,幅広い領域で「橋渡し」的役割も担える総合能力の高い人材を養成する。そのために,専門分野に関する高度な知識・技術の習得に加え,科学的思考や洞察力に基づく問題解決能力,異分野の知識や考え方を取り入れた幅広い視点と実践力,さらに研究者としての高い倫理観や知財管理能力の涵養など,先進性と学際性豊かな教育研究を行う。


先進健康科学研究科(先進健康科学専攻)のコース編成

コース 教 育 研 究 分 野 学 位
生体医工学 医療・福祉ロボット,相変化を伴う高速流動,高次元逆問題および波動応用計測,振動音響工学,ロバスト適応制御,ロボティクス,流体工学,衝撃波治療,バイオイメージング,制御応用,生体信号処理,アンチワインドアップ制御,電磁界シミュレーション,マルチイメージングシステム,ソフトコンピューティング 修士(工学)
健康機能分子科学 (理学系)
多核金属錯体の構造と物性,光学活性金属錯体の構築・物性,生理活性物質の創生と機能評価,生体機能制御分子の設計・合成,生体関連物質の分子分光学,液体・溶液の構造とダイナミクス

(農学系)
分子細胞生物学,食糧安全学,天然資源化学,植物代謝解析学,果樹園芸学,食資源情報学、化粧品科学

(医科学系)
免疫学・分子生物学,アレルギー学,分子遺伝学,エピジェネティクス,酵素化学,実験動物学,発生工学
修士(理学)





修士(農学)



修士(医科学)


医科学 分子生命科学,生体構造機能学,病因病態科学,社会医学,内科学,小児科学,産科婦人科学,耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学,放射線医学,麻酔・蘇生学,医療連携システム,リハビリテーション医学 修士(医科学)
総合看護科学 看護形態機能学,基礎看護学,在宅看護学,精神看護学,国際保健看護学,臨床心理学,母性看護・助産学,小児看護学,急性期看護学,慢性期看護学,老年看護学,公衆衛生看護学 修士(看護学)